選択式夫婦別姓について婚姻が終わった20代女性が思うこと
最近話題になっている夫婦別姓問題。
結論早く夫婦別姓を許してくれ、と思う。
正直何故反対意見があがるのかが理解できないし、反対意見に対する知識人達の反論も読んでいてよくわからない。
2020年3月に籍を入れた私は、既に苗字が変わっているし、パスポート以外の諸々の変更手続きは完了した。
終わった上で言うが、こんな無駄な手続きや時間、これから結婚する方々は味わう必要は一切ないし、消滅してほしい。
理由はシンプル、面倒臭い&時間がかかる。
まず、役所は平日しか開いていないのだ。
婚姻届の提出は日曜に守衛さんに渡して完了したが、免許や住民票などは変更のためにわざわざ有休を取得した。
半休制度や自由に有休が取得できない弊社の有休はそれはもう貴重なのに、だ。
確かに毎週第○○曜日に19時まで開庁しています、みたいな役所もあってありがたいが、そもそも手続きが無ければ行く必要もない。
苗字を変えない側は自由に使える時間が、苗字を変える側は役所までの移動、待ち時間、そして交通費や手数料などデメリットしかないのだ。
それに、役所の方々にとってもデメリットしか無いのではなかろうか。
婚姻届受領だけの業務で、その他丸々無くなったら他の業務ができるはずだ。
追加で銀行やクレジットカードやら、ネットで申し込みして郵送で返送して…とこれもまた時間がかかる。
今までクレジット番号と名義を登録していたサイトを全て更新し、漏れがあれば都度修正する。
あぁなんて無駄な時間と手間なんだろう。
仕事は旧姓で続けている。
こちらも理由はシンプルで、20年以上呼ばれてきた苗字が急に変わるなんて受け入れられないし、周りに混乱を招くのも嫌だ。
私の苗字はありそうでない、若干珍しい苗字だと思う(過去ひとりだけ出会った)。
苗字も名前も珍しいので、結構覚えてもらいやすい。
それが急に超良くある苗字に変わったのだ。嫌だ。
旦那のことも義両親のことも大好きだが、苗字
が変わったことで、そちらの家族の一員になりました!みたいな感じがするのも嫌だ。
私は私だし、血の繋がりのある自分の家族だけが家族だと思っている。
正直、旦那も旦那の一族も他人である。
繰り返すが、私は旦那と義両親のことが大好きで、とても良くしてもらっている。
苗字が変わっただけで○○家に入った、という形式だけが受け入れ難い。
そんな感じで、私は選択式夫婦別姓は一刻も早く認められるべきだと思う。
認められた場合、私は敢えて旧姓に戻したいとも思う。
私は親が名付けた旧姓名前で生きてきたのだから、これからもそれでありたい。
あと名前の字画が素晴らしい。占いとか一切信じないタイプだが、親が一生懸命考えてくれたことだけはわかる。
お嫁に、お婿に貰われる、という概念も無くなるといいと思う。
人は物じゃ無いし、選択をしたのは自分だ。
性差別が〜、リベラルが〜やらもっともそうな賛成反対意見が沢山溢れてはいるが、既に婚姻が終わっている、もしくは苗字を変える立場ではないお偉いおじさんは黙っていてくれ、と思う。
今後結婚をする予定の人がどういう世の中であれば嫌な思いをすることがないか、という未来のことだけを考えてほしい。
ということで、面倒臭いことと無駄な出費が大嫌いな20代女性の意見でした。